コラム

エアコン専用コンセントの義務化は本当?また増設をすすめる理由とは

エアコン専用コンセントの義務化は本当?また増設をすすめる理由とは

 

エアコンを家電量販店などで購入したさいに、「ご自宅にエアコン専用コンセントはありますか」と聞かれた経験はありませんか?そこで、「エアコンの専用コンセントが必要なのか」という疑問が出てきます。すでにエアコンを設置している場合には、「どれが専用コンセントで、今使っているコンセントはどうなのか」ということが気になりますよね。

 

もしもご自宅に専用コンセントがなく、「専用コンセントの設置が義務化されていた」という場合には、コンセントを「増設」する必要性が出てくるかもしれません。本コラムでは、エアコンの専用コンセント設置が義務化されているのか、また、増設する必要があるのかどうかについて解説してまいります。

 

 

エアコン専用コンセントは義務化されているの?

エアコンを購入するさいには、確認しておかなければならないことがいくつかあります。「エアコン専用コンセントの有無」はその確認事項に含まれるので、一番はじめに確認するようにしてください。

 

今まで専用コンセントがあるなんて気にもしていなかった……。設置は義務化されているの?という方のために、エアコン専用コンセントの設置は義務化されているのか、みていきましょう。

 

法的に義務化されてはいない

結論は、エアコン専用コンセントの設置は「義務化されていない」です。エアコンの取りつけ工事のさいに、家電量販店から「エアコン専用コンセントがない場合は、専用回路を引いてください」と案内がありますが、法律上は義務化されていません。

 

「エアコンの専用回路について電気工事の技術基準に規定がない」ことが、その理由とされています。これでは少しわかりにくいですよね。

 

コンセントの回路などの電気設備は、法律で決められている基準にしたがって設置する必要があります。しかし、エアコンの専用コンセントについての基準は法律でも定められていないのです。基準がない状態で設置を義務化しては、電気工事会社が困ってしまうでしょう。そのため、エアコンの専用コンセント設置を義務化できないのです。

 

専用コンセントの設置は義務化されていないことが確認できました。それでは「安全面」を考えたとき、どうすることが推奨されているのかご紹介していきます。

 

安全面から設置したほうがよい

エアコン専用のコンセントがない場合に、家電量販店から専用回路を引くようにお願いされることには「安全面」の問題がかかわっています。先ほどお伝えしたように、エアコンの専用回路を備えたコンセントの設置は法律上、義務化されていません。

 

エアコン専用コンセントの義務化が推奨される2つのワケ

エアコン専用コンセントの義務化が推奨される2つのワケ

 

エアコン専用コンセントは「安全上、設置をお勧め」するとのことでした。そこで販売店側は、専用コンセントを使用しなかったさいに火災事故が起きてしまわないよう、エアコン専用コンセントの設置を推奨しているのです。2章では、エアコン専用コンセントの義務化が推奨される2つの理由をご紹介していきます。

 

1.通常のコンセントを使用するとブレーカーが落ちやすくなる

エアコンは電気製品の中で、とくに消費電力が大きい家電です。多くの家庭では、複数の家電を同じ時刻に使用します。たとえば同じ時間内で、電子レンジで食べ物を温めたり、テレビをつけたり、炊飯器でお米を炊いたりすることがあるでしょう。

 

複数の家電を使いながら、エアコンも通常のコンセントで使用すると、エアコンに必要な電力が足りなくなる場合があります。その結果、ブレーカーが落ちてしまうのです。

 

2.通常のコンセントを使用すると熱が発生して火災の危険性がある

エアコンの専用コンセントを使用しないまま、通常のコンセントでエアコンを使用すると、電圧に耐えられなくなります。するとコンセント部分に熱が集まり、発火して火災の原因となるので注意が必要です。

 

エアコン専用コンセントがないときは増設するべき?

比較的新しい物件の場合は、最初から専用コンセントが設置されていることが多いです。しかし、建物が建ってから数十年経過している場合など、専用コンセントがない物件もあります。エアコン専用コンセントの増設を考えるべきでしょうか?

 

安全性を求めるなら増設は必要

エアコン専用コンセントを使用しないと、ブレーカーが落ちてしまったり、火災につながったりします。ブレーカーが落ちると、家の中にあるほかの家電もいきなりきれてしまいます。

 

ブレーカーが落ちてしまったときが夜だった場合、突然家の照明が消えてしまうと周りが見えなくなり、視界が奪われてしまうので危険です。ブレーカーが落ちてしまうことで、家電が故障することもあります。

 

また、エアコン専用コンセントでないと、コンセント部が発熱し、火災につながる危険があります。命にかかわる重大な事故を引き起こさないためにも、専用コンセントの増設をおすすめします。

 

コンセント増設の費用相場

コンセントの増設を希望する場合は「費用」が一番気になるところではないでしょうか。エアコンは専用回線を引く必要があるので、増設に約2~3万円ほどかかります。増設をお願いする業者によって差があるので、何社かに見積りを依頼して比較検討することが大切です。

 

分電盤というものをご存知でしょうか。分電盤は、家の中に電気を走らせるための大きな役割を担っています。電気の源というイメージです。

 

新しい回線を引くさいには、この電気の源である分電盤に空きがないといけません。空きがない場合は分電盤ごと交換する必要があるので、工事費用はより高額になってしまいます。

 

さらに、コンセントの増設の場所も費用に差が出る要因となります。たとえば、コンセントを部屋の外側に設置するのか、それとも内側に設置するのかということです。

 

不明点は業者に相談してみよう

ご自宅の条件によって、専用コンセントの増設にいくらかかるのかは異なります。不明点は業者に個別で相談すれば、より詳しい回答が得られます。増設に関して不明なところがあれば、一度業者に相談してみましょう。

 

【ココで判断】エアコン専用コンセントはどんなカタチ?

【ココで判断】エアコン専用コンセントはどんなカタチ?

 

最後になりましたが、家にあるコンセントがエアコン専用かどうかを確認する方法についてご紹介します。これを知ればエアコンを買う前や、業者に専用コンセントの増設を頼む前に自分で確認できるので安心です。

 

壁の上部にコンセント穴がある

通常エアコンは部屋の上部に設置されます。エアコンの電源コードは短いため、コンセントも壁の上部にある場合が多いです。エアコンを設置したい場所、またはこれまで使っていたエアコンが設置されていた場所が部屋の上部の場合、近くに専用コンセントがあるか確認してみてください。

 

通常のコンセント穴とは形状が違う

専用コンセントが通常のコンセントと異なる点は、コンセントの穴の形状です。三つ穴になっているなど、よくみるコンセントの形状とは少し違っているのですぐわかります。

 

さらに専用コンセントをよくみてみると、赤字で200V用などと表記されているので確認してみてください。日本で通常使用されているボルト数は110Vですので、この表記からもエアコン専用のコンセントだということがわかります。

 

まとめ

エアコンの専用コンセントの設置は、法律上で義務化はされていませんでした。しかし、安全上の問題から設置することを推奨されています。

 

家電量販店にエアコンの設置を頼もうとしたら、専用コンセントがないために断られた、ということが起こるかもしれません。そうならないためにも、壁の上部にコンセントがあるか、コンセントの穴がどんな形状かを事前にチェックしておきましょう。

 

専用コンセントの増設が必要になった場合は、ご自宅の条件によって費用はかわってきます。不明点がある場合は、業者に相談してまずは見積もりをとってみましょう。複数の業者から見積もりをとって、ご自身の満足のいくプランや費用を提示してくれた業者を選んでみてください。

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