コラム
電化製品を使っていて、「つけっぱなしで電気代無駄になっていないかな」と考えることがあると思います。「使わないと分かっているときは自動で切って、節電できればいいのに」と考えている人には、「コンセントにタイマーをつける」ことをオススメします。
コンセントにタイマー使うことで、電気をとても便利に使うことができるのです。ここでは、そのタイマーについて使い方や注意点などを解説します。しっかり理解して節電に役立ててください。
タイマーコンセントという言葉自体聞きなれない人も多いでしょう。ここでは「タイマーコンセント」について理解するとともに、大きく分けて2つに分類される「アナログ式」と「デジタル式」のタイマーについて紹介していきます。
「タイマーコンセント」というのは、タイマー機能の付いた電源タップのことです。イメージとしては目覚まし時計のように、決められた時間になると自動で電源のONとOFFを切り替えてくれる機能が付いています。タイマーにもアナログ式とデジタル式があります。それぞれの違いを確認してみましょう。
「アナログ式タイマー」はアナログ時計のように電気のON/OFFを切り替えることができます。 アナログ的に時間を回して設定するので、使い方が簡単というメリットを持っています。デメリットとしては24時間単位でしか機能しないため、毎日使う分にいいのですが曜日を指定して使用することができないことです。
「デジタル式タイマー」はデジタル時計に近い画面が付いているタイマーになっています。画面の下に付いているボタンで通電ONにする時間とOFFにする時間を設定することができます。この設定方法もデジタルの置き時計と使用方法が似ているかもしれません。
アナログ式との違いは、デジタル式は分単位や秒単位で設定することができることです。また、使いたい曜日を指定して利用することができるのも、アナログ式にはできないメリットです。アナログ式に比べると細かく設定できるのですが、それが操作を複雑にさせている部分もあるので、シンプルに使いたい場合はデジタル式よりもアナログ式の方が向いているかもしれません。
「サーキュレーター」というのは部屋の空気を循環させたいときに利用する家電用品です。見た目は扇風機によく似ていますが、使用用途は全く異なります。扇風機は 涼しくさせる風を送りますが、サーキュレーターは部屋の空気を循環させるために直線上に遠くまで風を送ります。
では、なぜサーキュレーターにタイマーコンセントを使うのがいいのでしょうか?扇風機やエアコンはタイマー機能が付いているので、自動でON/OFFを切り替えれます。サーキュレーターはタイマーで制御することができないので、自動に電源をOFFにすることができません。
その場合に、稼働時間が気になってきます。ずっと電源をONにしているということは、その間電気代がずっとかかってしまい、「電気代が高くなってしまうのではないか」と気になってしょうがありません。そこで、サーキュレーターとコンセントの間にタイマーを経由して、稼働時間を操作します。
サーキュレーターを使いたい時間が決まっていて、その時刻をタイマーで設定すればサーキュレーターのON/OFFを自動で行ってくれるので、無駄に使用することを防ぐことができるので、電気代の節約にもつながってきます。自動でON/OFFを行ってくれるので、手動で電源を操作する手間がなくなります。切り忘れを防ぐことができるのもメリットです。
次の使用例は「イルミネーションに使用すること」です。最近では、クリスマスの時期に個人で「イルミネーション」をするご家庭も増えてきているのではないでしょうか。ルミネーションはもちろん夜にしか付けないので、昼間は電源をOFFにしておく必要があります。毎日夜になるたびにわざわざ寒い屋外に、手動でイルミネーションを付けにいくのは手間がかかって仕方ないです。
そこで、「タイマーコンセント」を使ってイルミネーションを自動で点灯するようにします。夜になるタイミングにタイマーでONにさせて、夜寝静まってもう誰にも見られない時間にはOFFになるように設定すればいいだけなので、とても便利に使うことができます。
特にクリスマスの間は、毎日夜のみ点灯するように設定すればいいので、「アナログ式のタイマー」をうまく利用できるケースかもしれません。イルミネーションは大量の電飾を利用するので、電気代を気にする家庭も多いと思うので、コンセントにタイマーを付けることで節電につなげて いきましょう。
ここで紹介した使用例の他にも、タイマーを利用することで「電源の消し忘れ」がなくなれば電気代が節約できます。
今まではコンセントにタイマーを経由することで生まれるメリットについて書いていきましたが、タイマーを使うにあたっての注意点も考えていきます。
アナログ式のタイマーを使用していると、時間経過にズレが発生するということがあります 。これはどうしてもアナログ式でゆっくりと回っていることで生じてしまう現象みたいです。細かい時間で時間を決めることはあまりないと思いますが、どうしても正確な時間でON/OFFを切り替えたいときは、デジタル式を利用してみるのがいいかもしれません。
コンセントの差込口に直接タイマーを差し込むのですが、電源タップのように差込口が増えるタイマーはあまりありません。電源にタイマーを経由しても同じ数の差込口でしか利用できません。また、アナログ式だと時計盤のような表示であったり、デジタル式だと画面がついていたり、どうしても差込口に対して大きく場所を取ってしまいます。
となりの電源部分の邪魔になってしまう場合もあるので、タイマーの差込場所に注意する必要があります。電源タップをうまく使って対策を行っていきましょう。
つなげる家電は「1500Wまで」ということを覚えておく必要があります。1500Wをオーバーしてしまうと発火の原因になってしまうので注意です。
コンセントにタイマーを経由することで、時間を決めて電源のON/OFFを自動に行うことができるということが分かりました。それが節電にもつながっていきます。ずっと電気を利用して電気代がもったいないと思っている人だったり、特定の電気を使う時間が決まっている人にとっては、とても便利に使っていただけるタイマーであることに違いありません。一度タイマーを利用してみてはいかがでしょうか。